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さよなら 芦屋川
2010・1・28
こぢんまりとしたスタジオの響き声は小ぢんまりと懐かしいです。しかしながら、歳には勝てず、テレビ同様に「NHK」系に思わずチューニングしました、だって、他はうるさいんだもん。1960年代には「NHK」なんか全然無視だったのに、ね。
当時、洋楽の情報は民放で、ゲッツ!!・「S盤アワー」 大人の洋盤が流れていたよーな…・「9500万人のポピュラー・リクエスト」 毎週、聞いてました…「9500万人」とは大きく出たな…・「東芝ヒット・パレード」 ビートルズ情報が豊富だったよーな…上記の番組で新発見した曲を、地元在来局の「電リク」電話リクエストでリクエストをすることが、当時のワタクシたちの流行でした。「電リク」をやっていたのは、確か、「ラジ関」ラジオ関西と「近畿」近畿放送・現KBS京都夜7時から9時か10時の放送だったと思います。「ラジ関」は局アナだった小山乃里子とフリーのマリア・リグレスティのアイドル的な女性がいたので、少々「近畿」を引き離していたように思います。
20才の頃、須磨の海岸で遊んでいてひときは高い建物を見つけて、看板を読んでみると「ラジオ関西」だ( わあー! 「海の見える放送局」やーー! )と感激したのを思い出しました。
昭和45年 1970年 1月夕飯も早々に済ませ、階段をあがる2階のカーテンで仕切った個室に入りラジオのスイッチを入れる。♪ ここは海の見える、放送局 ♪胸がドキドキしている… 。きょうの放送で名前が呼ばれるかもしれない。なんだか、大きな声で叫びたい気分になっている。僕は山下展子さんと交換日記をはじめて、3冊目になっていた。小学生の頃にTVドラマで『愛と死を見つめて』にあこがれ( 大人になったら、交換日記をしよう… )と思っていたのが今、現実になっている。原作で『マコ』と『ミコ』が愛称だったので僕が『マキ』で彼女が『ノコ』と云う、ちょっと恥ずかしいパクリになっている。
天王寺駅の伝言板で待合わせ。天王寺公園側から吹いてくる、北風に背を少し丸めている、山下さん。「はい!」と渡されたノートを下向き加減に受け取った。ノートの中では、しゃべり過ぎの僕だったが、面と向かっては、しゃべれない。「苦労田くん、ラジオは 何 聴いてるの?」きれいな標準語でしゃべっている。『ラジ関の電リク、かな…』「あ、それ 私も 聴いてるよ、…マリア・リグレスティ さんが好きなんでしょ?」『ちゃうよ、別に…、ほら、ウエス・モンゴメリーが、よーかかるやん…』「CMの前と後の『ウインディ』の、あれ?」『んゝ、そーやし、けっこー ウエス かけんねん、あそこ…』「ふ〜ん、きょう、私、電リクで、苦労田くんにプレゼントしようかなっ?」『へー…… 』と、気のない返事をしたけれど、別れてから気になって仕方がない、曲名も「秘密!」と言って、教えてくれなかった。
放送は40分をとっくに経過。フォークルの『青年は荒野をめざす』が流れキング・トーンズの『グッド・ナイト・ベイビー』が流れビートルズの『ヘイ・ジュード』も流れ都はるみの『好きになった人』が流れて、そろそろ飽きてきた頃に「吹田市の山下ノコさんから阿倍野区のマキさんへ…!」( 来た! ) ( 来た、ぞ!! )「それではお送りします、ヒデとロザンナ『愛の奇跡』!」
「苦労田くん、なー、釣りの前の日に、なールアー作ってるときが、一番、楽しいねんでー」遠足の前の日名古屋にいる息子が「帰るわ」って連絡が入ってからそして…1週間後に8ozの引越しをひかえて毎日 毎日 Googleの地図を見ながら( ん… 、あ〜 そうかー )とかそわそわと 楽しんでいる けふこのごろ です。
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空スリット
2010・1・21
きのう大阪の中心街で、旧知の友と小洒落たランチをしました。中学時代からの付き合いで、今は広告制作の会社を経営している友人に『おごるわ』と伝えたので、彼の勧めで「高いと思うけど…」と前置きをされ「前から、入りたかってん」の店で、洋風(イタリアン)ランチをした。「お前、酒、飲んだら、ウダウダ、長いから、なあ」と友人が言った。本当は、夜に『一席設ける』予定していたのに…「急きょ、昼の1時間で」と8ozのフロントに伝言が入った。アルコールを飲まないこの友人が「回避」策をとったのである。
単品はなく、3種類の定食だけ。器は白で統一され、メイン料理のパスタが1に対して皿は4だ。( おい、皿を喰いにきたんじゃーねー、ぞ! )お決まりのごとく、スパの量は80g(以下かも…)で、胃弱な人の御用達。ミートソースの上には、我家の庭では湯水のごとくに植わっているバジルが「殿様」のように色取っていた。( この草で200円は請求されてそーや… )ま、我庭の草のように、虫食いもなく、艶やかなテリを発していたのだが…。
昔よく使ってた言葉に《虫おこし》があります関西の言葉で、最近ではあまり耳にしたことはありません。《 ほんの、虫おこしですけど…… 》と、もてなしの料理をすすめる。へりくだりの精神《 虫養いのつもりが、とんだ、虫おこしになってしもたわ 》お腹の虫がグーグー鳴いているので、この虫の音をおさえる為にちょっと餌を与えたら「もっとくれ!」と騒ぎ出した。
豪華なるランチを終え友人と別れて独り言をつぶやく「 虫おこしやな… 」ふ、と出た、忘れていた言葉。何故か、無性に腹立たしくなりとある近代大衆食堂(フードコート)に突進し讃岐うどん風なるコーナーに並び『かまたま、2玉』と叫んでいるワタクシ竹輪とかき揚げのテンプラをトングで鷲掴み。ん! 満足!
テレビを見ていて、70才くらいのご婦人が「昔は、東京でも家の鍵なんか掛けなかったよ…」と、話しているのを聞いた。
小学生の頃、兄からこっぴどく怒られて頭をどつかれたことがありました。「おまえ、戸をぴっちりと閉めへんかったやろ!」と…登校するのに、最後に家を出たワタクシに対して。これは、施錠しなかった問題ではなくて「ぴっちり」が問題だったのです。子供のワタクシは「鍵」は持たされてなかったので。あの頃は「スペアキー」みたいな洒落たものは、存在しません。鍵は一家に一本の時代でしたから。ま、もう一本はご近所の「町会長」みたいな偉い人に万一の為に渡しておいてた、そんな時代の話です。母子家庭だった我家は、母親が「労働者」だったので長男が名目上の「施錠責任者」だったと思います。で、戸が少しでも開いてたら「家人」がいると思い見知らぬ「誰か」が入ってくる、と云う、当時の話なんです。「誰か居ますか? …居ないんだったら空き巣に変身しますよ〜」的な…
5年前、今の家に引越しを決めた時、大家さんから「鍵が 今まで 2箇所だったんですけど、もう1つ増やしましたから…」ご安心をとばかりに、言われたんですがドロボウ屋さんもプロのはずだから( 入ろうー! )と決意したら必ず( 入る! )に違いない、から( あきらめる )が、肝心!と、思い、今でも 鍵は1箇所しか閉めていません。
「モニター付きオートロック」「ディンプルキー」「管理人巡回」と防犯設備を謳う不動産案内が多い中でもし、ワタクシみたいな住民がいれば、無防備で空き巣を呼び込むようなおこない、つまりは「社会の迷惑」な人になりそうな、世の中の流れですか、ね。
昭和30年はじめて、蛍光灯が我家に点灯したしたとき( 文明がやってきた! )とばかりに、小躍りしました。粗末なブリキのような器具に、棒状の蛍光灯が2本両方を灯すと、目が痛いほど光ってたのを、覚えています。家族みんなが顔を見合わせ、いつもと違う顔の見え方なので大笑いしあったのが、懐かしいです。
今の我家には「蛍光灯」はないです。唯一、一ヵ所…台所は「作業場」なので「蛍光灯」が吊り下がっています。ただ、作業しないときは、やはり「電球」を点けます。例の「いつもと違う見え方」、つまり「影」のない「白い光」に目が疲れてしまいます。
この2月に引越しを予定していますが引越し先の光源は「電球」も「蛍光灯」もナシです。すべての光源を「LED電球」の「電球色」にする予定。電球色の蛍光灯電球も、今の家には何箇所か付いてますがスイッチ・オンしてからフル点灯するまでの時間が嫌いです。大阪育ちの「イラチ」には、どーも許せません。( ほんま、ケーコートーちゃう? こいつ… )
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ナルシス鷺
2010・1・16
年末に届いた豚肉のかたまりの4個、各1kg@65〜70℃で湯煎殺菌し、桜チップでスモークA庭になるローズマリーとローリエをたっぷりで、香り付けBホワイトペッパーを肉が見えないくらいにまぶし、スパイシーにそして・・・…C昆布〆めにして、和風に4種類のハムと生ハムを試します。
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夜明け
2010・1・14
『ゴッドファーザーPARTV』を見ていて、驚きました。わが日本の4×5カメラ『TOYO VIEW 』が出演していたんです。小道具にもこだわるコッポラ監督のスクリーンに堂々のどアップです。
この正月に、3時間前後の『ゴッドファーザー』シリーズ3本を端から端まで、食い入るように見て、満腹しています。そんな「パートV」の開始から30分の経過した頃にファミリーの集合写真を撮るシーンでわれらが『TOYO VIEW 』を発見し、軽い感動を覚えました。でも…、ね実は…『TOYO VIEW 』の後姿が、世界の『Sinar P』だったのには、がっくり! です。
「笹飾り」と聞いて、夏の「七夕」を思い出すのが普通ですよねでも、この時期のワタクシには「えべっさん」の「福笹」です。30年前にフリーランスでこの仕事を始めた頃から「えべっさん」には毎年欠かさずに、お参りしています。参拝をはじめた数年間は「カッチョえゝ、カタカナ業界やのに、商売繁盛、ってカッチョ悪るぅ…」と どこか後ろめたさがありました。「クリエイティブ」な業界なんだから、「ビジネス」ならちょっとは許せるけど「商売繁盛」みたいな、もっちゃりして垢抜けんのにお願いすんのは…、なぁ…と、思いましたが、病み付きになりました、あの独特の雰囲気・高揚感には。防寒をしっかりして露店を冷やかしながらのそぞろ歩き風が抜ける居酒のテント張りの店で「おでん、盛り合わせと、焼きそばとたこ焼き!」ん〜、たまらん…!
こんな文章を書きはじめてから5年目になります。普通のブログならカテゴリー別にしたり、日別に一覧出来たり色々と親切なんですが、ワガこの頁は如何に( 不親切 )だと思っていますが、どうかご勘弁を……この頁の「序文」というか『はじめまして 苦労田幸男です』を書き変えました。ここに過去の「序文」を残しておきます。
100円ショップで買った石鹸、これで洗顔しています。添加物nothing、純度98%の「洗濯用」です。「あなたのお肌、あきらめないで」って 去年の夏くらいからTVコマーシャルの出稿量が半端じゃなく、うるさいくらい一日中 流れてました。12月にNHKの「ためしてガッテン」で( 泡洗顔 )を詳しく流してたんですが、それ以降、例の「お茶石鹸」のCMの量が突然、少なくなった気がしてるんですが、如何でしょうか?要は、成分ではなくて、洗顔方法が( 問題 )だったんですね。不純物が入ってない石鹸「洗濯用」でも「台所用」でも、なんでも良いんですホイップクリームの様な「泡」が必要で顔をゴシゴシこすらないのが大切なんですね。男のワタクシが美容の話なんかして、なんなんですが… 一応…。
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七草
2010・1・7
おめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。正の月も五日にもなりますとお屠蘇気分も抜けるのは当然ですが昨夜、餅とり粉だらけの餅箱を眺め「もぉ1ぺん、搗こ」とばかりに1升ほど、性懲りも無く、お餅を再度製造。きょうの朝も 好きな数の子と蒲鉾をアテに、澄ましの雑煮を頂きます。